比べて納得 屋根瓦(陶器瓦)のメリット
屋根瓦(陶器瓦)のメリットはこんなにたくさんあります。
“腕に自信あり”の職人仕事で、葺き替え、修理工事など責任をもって施工いたします。
メリット | デメリット | |
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陶器瓦 | ・色あせが少ない ・下地の結露防止と腐朽の防止 ・夏涼しく!冬暖かい! ・通気性・耐久性 ・耐火性・防音製 ・断熱性・耐寒性 ・風合い、趣、重厚感 |
・コスト割高感 ・他の屋根材に比べ重量がある |
化粧スレート | ・軽量 ・コストが安い |
・結露の心配(下地の腐朽) ・色あせ・断熱性・耐寒性・通気性 |
陶器瓦は、夏涼しく!冬暖かい!……なぜ?
屋根材は、一年中雨や風、真夏の高温、真冬の寒気という寒暖の差という環境にさらされています。
夏場の陶器瓦は、熱吸収率が小さく、遮断効果が高いため、厳しい夏の暑さを防いでくれます。
冬も、やはり遮断効果が高いため、室内の熱を逃がさずに暖かい室内になります。
よって、遮断性能があるため冬場におきる結露も防いでくれます。
室内と外部の温度差が激しいと、野地板(屋根の下地)が蒸れてしまい、結露がおこり、最終的に野地板が劣化し腐食させてしまいます。
陶器瓦の場合、野地板と瓦の間に瓦桟という桟木を打つために、瓦と野地板の間に通気層ができ野地板の劣化や結露が防止でき建物を健康的に維持し耐久性にも貢献し長持ちさせることができます。
さらに、棟換気の機能も取付けて瓦裏面の通気を良くすることもできます。
陶器瓦は、重く、地震に弱いのでは?
確かに他の屋根材と比較すると重量はあります。しかし・・・
例えば、「柱が単体で立っていて揺れた時、揺れ幅が柱の幅以内なら、上から重さがかかっている方が復元力が強い」屋根の重さは建物の耐震性にプラスになるという事も検証されてきています。
また、「夏涼しく!冬暖かい!」でもご説明したように、陶器瓦は野地板の劣化を防いでくれます。
同時に、野地板は耐震上も重要な役割をします。地震の水平力に対して1~2階の床は体力壁に囲まれた部分全体で対抗します。これを「水平剛性」といいますが、野地板も水平剛性を確保する重要な部分なのです。
もし、下地が腐ってしまうと水平剛性が弱くなり、高耐久な住まいを維持する事ができなくなってしまいます。陶器瓦は、野地板の腐朽を防ぐために大事な野地板の剛性を守っているのです。
陶器瓦は自然素材?
陶器瓦は、粘土を成形し高温で焼き上げて製造されます。もちろん建築基準法で指定されている安全な「不燃材料」です。
有害物質の含有とも無縁に近い陶器瓦は、昨今の自然素材志向の中で見直されている材料です。
また、経年変化によって醸し出される奥深い味わいをもち、焼成の方法により多彩な風合いと趣を生み出し、色、デザイン、形と商品も豊富です。